Comet Installation Note

作成者:  青嶋  奈緒
作成日: 2002年7月25日



1. IPアドレスの設定

【注】 IPアドレスの設定は本体側ネットワーク用で、CometDVのネットワークは Windowsから利用できない。
    1. 画面左下の「スタート」ボタンから、「設定」「コントロールパネル」「ネットワークとダイヤルアップ」「ローカルエリア接続」と順に開いていく

    2. ローカルエリア接続のプロパティ」の中の、「インターネットプロトコル(TCP/IP)」をダブルクリックし、IPアドレス設定画面を表示させる

    3. 使用するネットワークに合わせて、それぞれの数値を設定する

      IP address

 2. Windowsのアップデート
    1. 画面左下の「スタート」ボタンから、「Windows Update」を開く

    2. ウインドウ左方の「インストールする更新の選択」「Windows2000」を選択する

      WindowsUpdate-Wimdows2000

    3. 推奨する更新」一覧の中の「Direct X 8.1」「追加」ボタンを押す*1

    4. ウインドウ左方の「更新の確認とインストール」を選び、インストールを開始する

3. Comet DVIP-1 ソフトウェアのアップデート
    1. 既にある C:\Comet フォルダ(古いバージョンのもの)を削除する*2

    2. Comet ダウンロードページ*3 から「Comet DVIP-1-Win32-20020627.ZIP」(執筆時点最新版)をダウンロードして解凍する
      ※正式には「Comet DVIP Information」*4 を参照する

    3. 作成された 「Comet」 フォルダを C:\ に移動する
    4. 移動した「Comet 」フォルダを開き、「cometdvip.exe」cometdvip ICON を起動する

      Cometdvip

    5. ファームウェアをロードする

      firmware1 firmware2

      正常にインストールが完了していれば、制御ウィンドウ(Comet DVIP Control)が表示される

4. 接続
     
下の写真のように、Comet DVIP-1 は、4pin の IEEE1394端子 @ を2端子、 100Base-TX の RJ45 端子 A を1端子 持っている。

cometcard
  1. 二台のPC(送信用、受信用)を用意する
  1. 送信用 PCの IEEE1394 端子 @ 一方に DVカメラを接続させる
     
  2. 二台の PCの RJ45 端子 A をイーサネットケーブルでつなぐ

  3. 受信用 PCの IEEE1394 端子 @ B をケーブルでつなぐ

  4. 受信用 PCにモニターを接続させる*5



↓接続方法↓
 
setuzoku

5. 操作

5.1 送信
  1. 送信用 PC をモニターに接続して起動させる
  2. 「C:\ Comet \ cometdvip.exe」cometdvip ICON を起動し、ファームウェアをロードして、制御画面を表示させる

    Comet DVIP Control

  3. 制御ウィンドウの右の方にある「初期化」ボタンを押す

    ※この状態で、Comet DVIP-1 の 100Base-TX コネクタの左脇にある LINK LED が点灯していることを確認する。点灯していなければイーサネットの接続に問題がある。
    また、DV機器を接続していれば、IEEE1394 端子の左脇にある
    LINK LED が点灯する。

  4. 送信パラメータを設定する

    制御画面左上方の「設定名」「テスト1」を選択すると、「相手」(送信先)のIPアドレスと「自分」の(Comet DVIP-1の100Base-TX に割り当てた)IPアドレス、さらに送信先のMACアドレスが自動的に設定される

    sousin

    ※送信側のIPアドレスと、受信側のIPアドレスは、下2桁が対になるように設定する。
    例えば、送信用PCで、「自分」と「相手」を「0.2」「0.1」と設定した場合、受信用PCでは「0.1」「0.2」と設定することになる。


  5. 「送信開始」ボタンを押す

    ※この時点で、接続したDVカメラが動作していれば、CometDVIP-1の100Base-TX 左脇の
    LINK LED は点滅する。
5.2 受信
  1. 次に、受信用PCをモニターに接続して起動させる
  2. 送信用PCと同様に、「C:\ Comet \ cometdvip.exe」cometdvip ICON を起動させ、ファームをロードする

  3. 制御ウィンドウの「初期化」ボタンを押す

  4. 受信パラメータを設定する

    制御画面左上方の「設定名」「テスト2」を選択すると、「相手」と「自分」のIPアドレス、送信先MACアドレスが自動的に設定される
    (数値は、送信パラメータの設定と対応するようになっている)

    jusin

  5. ビデオキャプチャの画面を出す
    @ C: \ Comet \ VCAPを開き、「SETUP.exe」SETUP ICON を実行する
    A 同じく C: \ Comet \ VCAP の中の「ビデオキャプチャ.exe」videocap ICON を実行して、キャプチャ画面を表示させる

  6. 「受信開始」ボタンを押すと、DVカメラの映像がモニター上のビデオキャプチャ画面に送信され始める

  7. 「cometdvip.exe」を終了させるためには、制御ウィンドウ右上方にある「終了」ボタンを押す

6. 既に作業済みの操作・ 設定

6.1 Comet DVIP-1 カードの装着
PCnaibu
  1. フロッピーディスクドライブを取り外す

  2. ハードディスクドライブを取り外して、フロッピーディスクドライブがあった場所に移動させる 

  3. Comet DVIP-1 カードを左の写真のように装着し、本体の前面部分とフタを再び取り付ける









6.2 ドライバインストール
  1. Intel 815 ドライバのインストール

    Intel ダウンロードページ*6から 、Intel(R) 815 チップセット・ファミリ用のドライバを、次の順序でインストールする

      @ 
    Intel(R) 815 チップセット・ソフトウェア・インストレーション・ユーティリティ
      A グラフィックス・ドライバ
      B パフォーマンス・ソフトウェア

  2. Comet DVIP-1ソフトウェアのインストール

    Comet ダウンロードページから、ソフトウェアをダウンロードしてくる
    ※詳しくは、前述の手順3参照

6.3 インターネット接続の設定
  1. イーサネットネーブルを差し込んだら、デスクトップ上の「インターネットに接続」のアイコンをクリックする

  2. インターネット接続ヴィザードの画面で、「ローカルエリア ネットワークを使って接続」をチェックする

    internetvizard

  3. 次の画面でも「ローカルエリア ネットワークを使って接続」にチェックする

  4. 「プロキシサーバーの自動検出」のチェックをはずす

  5. 「メールアカウントの設定」「いいえ」で答える


   
【脚注】

*1  「Direct X 8.1」 をインストールすることにより、ビデオキャプチャで音声が鳴るようになる。
「Direct X 8.1」 が一覧内にない場合は、既にインストール済み。

*2 一度 Comet ソフトウェアをダウンロードしたのだが、その後バージョンアップしたために、
旧版を削除して最新版をダウンロードし直す必要が生じた。

*3 URL → http://www.comet-can.jp/Applications/CometDVIP/DVIPInfo/DVIPSoft/dvipsoft.html
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*4
URL → http://www.comet-can.jp/Applications/CometDVIP/DVIPInfo/dvipinfo.html
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*5 ここでの説明は、受信した映像をPCモニター上で見るための手順。
ビデオからビデオに映像を送信することも可能であり、そのためには、受信用PCのIEEE1394端子に ビデオを接続すればよい。

*6
URL → http://support.intel.co.jp/jp/support/chipsets/drivers.html